2005-62005-6-9「ねぇ、なんで僕と付き合ってくれたの」「だってあなたの十二指腸が素敵だったから。あなたはどうして私を選んだの」 「君のその肋骨がプリティーだったからさ。鎖骨じゃないよ、あくまで肋骨」 「私の性格どうかしら」 「細木和子と吉永小百合を足して吉永小百合を引いた感じの性格だと思うなぁ」 「ありがとう、最高の褒め言葉。私もあなたのそのKABAちゃんのような髪型が最高だと思うわ」 「本当に君は極上の女性だよ。その褒め方はほんと世界陸上の時の古館伊知郎が土佐礼子を『走るねずみ女』と表現した褒め方のようだ」 「私本当にあなたと会えてよかった」 「僕もだよ。いつまでも褒めあっていきたいね」 「え、それって・・・・」 「僕と結婚してください」 「はい、よろこんで」 前略 僕の1歳年下の従兄弟の結婚が決まりました。できちゃったらしいです。 あなたとは一番仲のいい従兄弟でした。祖母からしたら一番初めの曾孫です。兄貴二人を追い越すとは思わんかったよ。 大学生での結婚は大変だと思うけど頑張ってください。 草々 2005-6-15「新婚さんいらっしゃーい。今日は生放送でーす。どんな新婚さんがいらしゃるのでしょうか」たらたらたらーん、たらららたんたんたん、らららららんらん 「こんにちわー」 「こんにちわー」 「ペッ」 「ちょっとベジータ態度悪いわよ、これテレビなんだからね」 「うるさいな、唾を吐くことがなぜ悪い」 「じゃあもうあんなこともこんなこともやらせない」 「ブ、ブ、ブルマ、お、オレが悪かった」 「えーと今日はどこから来たの」 「カプセルコーポレーションから来ました」 「え・・・・、もしかして世界で一番の富豪ですか」 「世間ではそういわれていまーす、ね、ベジータ」 「オレは知らん」 「まーた、そんな態度とるの。じゃあもう無しね」 「ちょ、ちょ、ちょっと待て。そうそう金持ちだ」 「仲よさそうですねー」 「この人まったく仕事しなくて困ってるんですよ、いつもカカロット、カカロットって言って修行ばっか」 「サイヤ人は誇り高き戦闘民族なんだ。そもそも仕事などしなくても星ごとオレのモノにすればいい」 「ちょっと意味がわからないんですけどぉぉ」 「す、すいませーん。この人ちょっと虚言癖があって」 「何を言っている、本当のこと言っただけだ」 「それじゃもう枕いらないのね」 「あ、あ、あ・・・・・いります」 「それじゃ少し黙ってなさい」 「・・・・・はい」 「じゃあ馴れ初めのほうを聞かせてもらおーかな、奥さんどうやって口説かれたの」 「んー、なんとなくかな。子供できちゃったしね」 「それじゃプロポーズの言葉とかなかったの」 「一応ありましたけど」 「一体なんて言われたの」 「お、おいブルマ、それは言うな」 「地球生物上でお前が一番好きだって言われました」 「それはスケールがでかいですね。旦那さん面白いですね」 「お、オレは本当のことを言ったまでだ。オレはサイヤ人なんだ。誇り高きサイヤ人なんだぞ」 「もーーーーーーーう、枕もらってもずっとNOしかださない」 「あ、ちょっと待ってくれーーーーーー。ゆ、ゆ、許してくれぇぇぇ」 「本当にユニークな旦那さんですね」 「本当ですね。まみもこんなにおもしろい人初めて会いました」 「それは僕へのあてつけかな、まみちゃん」 「あ、三枝師匠のことを忘れていました。師匠が一番で旦那さんが二番、えへへ」 「またまた上手いんだから、いらっしゃーーい。それじゃペアマッチに参りましょう」 「ルールはご存知ですね、ではいきますよ、中村夫妻から。おっと残念不正解。ではベジータ夫妻の番です」 「じゃあ1にしよっかな、いいベジータ」 「別になんでもいい。オレはYESNO枕さえあればそれでいい」 「なんか言ったベジータ」 「い、いや何も言ってない」 「あ、タワシです」 「んー勘しかないわね、じゃ2」 「あたりでーす。タワシゲット」 「やったー。これハワイの可能性高いのよ」 「・・お金ならいくらでもあるだろうが」 「さっきから何言ってるのベジータ」 「な、何も言ってない」 「じゃあ次、あれ・・、そう。もうこれで時間切れでーす。生放送なんですみませーん」 「な、何ぃぃ、YESNO枕は一体どうなるんだ」 「ペアでとれなかったから、もらえないわよ」 「な、なんだと。お、オレはそれだけのためにここまで頑張って我慢してきたんだぞ」 「しょうがないじゃない、とれなかったんだから」 「シャイなオレが勇気を出して誘える唯一の道具だったのに・・。ゆ、許さん、おぉおぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」 「ちょっとベジータ、何、何、どうしたの。金色に輝いている」 「何ぃぃぃぃ・・・・・こ、これは、す、す、スーパサイヤ人。・・やったぞ、とうとう・・ついにやったぞ」 ベジータはフリーザ戦の後、修行は積んでもサイヤ人の壁を越えられずにいたが、このような経緯で壁を超えたのだった。 |